五観文・三匙偈

歴史
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私は若い頃より慈光院さんへお参りする機会を得ました。当時師と仰ぐ政治家の秘書をしていた時に連れて行って頂いたのが最初ですので、もう彼是40年になります。
「忙中閑あり」という言葉では表せられないのですが、時々知人を誘いお参りいたします。
片桐石見守貞昌(石州)が父の菩提寺として建立したのがこのお寺の始めです。京都大徳寺末になる禅刹で、質素な佇まいの寺院でお茶を(抹茶)頂き、続いて昼食を頂くと、心が洗われる気がいたします。御老僧・御住職とお話していると、何気ない会話の中に禅の心を感じることがあります。
ご子息も大徳寺での修行を経てお帰りになったようですので、これから立派な禅僧になられることでしょう。

このお寺は禅宗ですので、食事の時の作法を箸紙に書いてあります。同行していた知人のご尊父がいつもこの五観文(ごかんもん)と三匙偈(さんしげ)を唱えておられたそうで、懐かしがって読んでくださいました。

一計功多少量彼來處 一つには、功の多少を計り、彼の來處を量る
二忖己徳行全闕應供 二つには、己が徳行の全闕と忖って供に應ず
三防心離過貪等為宗 三つには、心を防ぎ過貪等を離るるを宗とす
四正事良藥為療形枯 四には、正に良藥を事とするは、形枯を療ぜんが為めなり
五為成道業當受此食 五つには、道業を成ぜんが為めに、當に此の食を受くべし

三匙偈(さんしげ) (粥・齋)

一口為断一切悪 いっくいだんいっさいあく
二口為修一切善 にくいしゅいっさいぜん
三口為度諸衆生 さんくいどしょしゅじょう
皆供成佛道 かいぐじょうぶつどう

頂きます。

とても美味しく頂きました。また時々心の洗濯をしたくなれば、お邪魔致します。いつもありがとうございます。 合掌

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